上州風9号
<特集>彩食ぐんま

復活200年の味「下植木ねぎ」 
森喜作キノコに魅せられた魂
「国分にんじん」物語 優良種を求めて

 群馬の野菜・伝統野菜
 座談会・ぐんまの晩餐 地場産を食らうぜいたく
 布施英利の異彩対談・ピアニスト神谷郁代「指と脳のリズムワーク」
復活200年の味「下植木ねぎ」

伊勢崎に二百年以上もはるか昔から、地域に根ざしたネギがある。
伊勢崎藩家老をして「最も美味なる葱」と絶賛された味。
やがてネギは伊勢崎の産業発展を背景に全国へ広がることになる。
地域とともにネギは歴史を刻み続ける。
そして今、ネギは存続の危機に立たされた。
相次ぐ不況、後継者不足、純粋種の交雑。
ひとつのネギをめぐって、多くのドラマが生まれた。

森喜作
キノコに魅せられた魂

 山林資源に恵まれた群馬県はキノコ類生産では全国トップクラス。なかでも生シイタケは全国一の生産量を誇る。農山村地域の貴重な収入源に育ったキノコ栽培の影に、一人の研究者がいた。自然任せの栽培法に疑問を持ち、自らの学問と技術を駆使しシイタケ人口栽培法を確立、貧農を救った男の名は森喜作。通称「ドクター・モリ」。生涯をキノコに尽くした足跡を追った。


「国分にんじん」物語 優良種を求めて

葉っぱの先から根っこの端まで、その長さ一b強。
深みのある甘さに控えめな香り。
正月料理に珍重され、
五月の節句には海苔巻きの具に引っ張りだこ。
大正から昭和の中頃まで、
日本全国のニンジンの最高峰にあった。
にも関わらず、突然に姿を消した|
そんな群馬のニンジンをご存じですか。