十二歳のつづれ織り

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ベティ・ヴォーン・コルバーン著 河西貴美子訳、四六判、408頁、上製本 定価 本体1600円+税 ISBN 978-4-86352-164-3


「戦争なんて大嫌い!なぜ、いつも、むごいことをする人がいるの?」
 第2次世界大戦後、12歳の少女だった著者はフィリピン・マニラ港で最愛の父と待望の再会を果たす。日本人戦争捕虜との出会いと別れ、フィリピン人との温かい交流、惨い戦争の傷跡などに触れ、「人間はなぜ戦争するのか、なぜ戦争がなくならないのか」と深く悩む。彼女の人生のつづれ織りの中で、1946年の糸は成長の糸であり、学びの糸であり、愛と憎しみの偏見の糸であり、また、外国人との暮らしの糸だったのである。著者は藤岡市出身の訳者の米国ホームスティ先のホスト。